5月の日曜日に埼玉県の小鹿野町に行きました。事前に調べでいた中で、こちらにある昭和という食堂の「わらじかつ丼」が美味しいようです。11時30分に開店なのですが、少し早めに着きすぎたので、すぐ近くにある小鹿野町観光交流館というところに寄りました。
観光交流館の向かい側には専用の駐車場もあるので、ありがたいです。
観光交流館の建物は小鹿野町を代表する旅館(旧寿旅館)として使われていたものです。
玄関の上には真新しい看板に「本陣」と書かれています。本陣寿旅館は1765年(明和2年)に商売を始めたと言われています。そして、250年弱の営業をして平成20年に閉館しました。これを小鹿野町が購入、改築して、平成23年に小鹿野町観光交流館としてオーブンしました。
寿旅館として営業していたときには、宮沢賢治もこちらに泊まったことがあるのだそうです。
建物の中は観光情報の発信、観光客の交流、郷土ギャラリー、食事処、多目的ホールといった構成になっています。
食事処はこちらから入ります。午前11時から営業しています。今回はすぐ近くの昭和食堂に行くつもりでしたので、こちらの食事処には入りませんでした。
こちらが郷土ギャラリーです。
東北、花巻に住んでいたはずの宮沢賢治がなぜ小鹿野町に来たのか、こちらのボードに解説されていました。盛岡高等農林学校の二年生のときに、大正5年、秩父に地質見学に来ていたのだそうです。
9月2日に上野に着いて、熊谷に宿泊、9月3日に皆野の梅乃屋に宿泊、9月4日に小鹿野町に宿泊、9月5日に三峰神社の宿坊に宿泊、9月6日に秩父大宮の角屋に宿泊、9月7日に帰途についたと推定されています。
交流館の奥に進んでいくと暖簾が出ていて、「えびすや」という食事処になっています。
今まで、小鹿野町は秩父から上野村に抜けるときに通る街という印象が強かったのですが、小鹿野町でちょっと時間に余裕ができたときには、寄ってみても良い施設だと思います。そのときには「わらじかつ丼」もぜひ食べてみてください。
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