温泉大国と言われる群馬県の中でも草津と並んで名湯の誉が高い伊香保温泉に行きました。万葉集や古今和歌集にも詠まれた歴史を持つ古湯です。伊香保温泉には茶褐色に濁った硫酸塩温泉の黄金の湯と透明な単純温泉の白銀の湯の2種類があります。
伊香保温泉の石段周辺を散策したあとに、どこかの日帰り温泉に行こうということになり、iPhoneで情報をさがしてみました。石段の途中に石段の湯、そして石段の上の方には露天風呂があるようです。
また、旅館やホテルの中には日帰り入浴のためにお風呂を開放しているところも多いです。たとえば、ホテル天坊というところはネットで評判も良いようです。
今回は公営の温泉である伊香保温泉の石段の湯に行きました。
観光客だけではなく、地元の人にも愛されている日帰り入浴施設です。源泉から直接ひかれた茶褐色の湯は神経痛や腰痛に効能があると言われていて、体の芯から温まることから古くから子宝の湯とも呼ばれています。
入口から入っていくと、下駄箱と受付があります。大人400円、子ども200円でした。この値段なので、当然タオルは着いてきません。タオルは持ち込むか別料金で売ってもらう必要があります。
更衣室の中には100円玉を使うロッカーがありますので、こちらに貴重品を預けます。100円は戻ってきません。そして、お風呂に行ってみると、洗い場にはシャンプーやボディシャンプーは完備されていました。
ちょっと浴室は薄暗い感じです。脱衣場ではちょっと混んでいるかな?と思ったのですが、お風呂場の方は幸いなことにあまり人がいませんでした。お湯は褐色、泥水を薄くしたような感じの独特の色をしています。泉質はカルシウム硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉となっています。
お湯の温度は42度くらいになっていました。ちょっと熱めの設定ですが、最初我慢して入ってみるとだんだん慣れてきました。肌がスベスベするような感じはありません。でも、身体がポカポカとどんどん温まっていくのが判ります。この保温力はかなり強くて、家に帰ってから夜になってもまだ身体がポカポカしています。
浴室には大きめの浴槽が一つです。サウナなどの施設はありません。浴室からベランダになっているような場所に出ることが出来ますが、残念ながら露天風呂はありません。また、少し背が高い柵が立っているので、周りの見晴らしも悪いです。この背の高い柵が浴室内を薄暗くしている原因だと思います。柵の上から周りを少し見てみると、温泉のホテルや旅館があるので、ここを開放することは出来なかったのでしょう。
お風呂からあがったあとは、二階に行ってみました。こちらにはテーブルが置いてある畳敷きの休憩所があります。ちょっと広めの広間ですが、寝っ転がってしまっている人が4人分くらいの場所を占領してしまっていて、あまり空いているところがありません。奥の方に何とか空いているところを見つけて休みました。
1階のロビー横にも休憩できるところがあります。また、受付ではアイスクリームなどの売店も兼ねています。
【2020/07/16追記】
実は伊香保の石段街は映画「テルマエロマエ」に登場しています。バナナを盗んだ猿を射ようとルシウスが大弓の腕前を披露します。
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